「小学六年生の自由研究が学術論文に・・・」のニュースに思う。

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「小学六年生の自由研究が学術論文に・・・」のニュースに思う。
2021/10/18

 

最近は、機械音痴な私もスマホで様々な情報を探ることを覚えて専らテレビよりもスマホを見て、自ら興味を持つ記事を探っては見入ることが多くなりました。

そんな中でたまたま今年の6月頃に見つけた動画で「小学6年生の児童が行った夏休みの自由研究がアメリカの学術誌に掲載された」というニュースを見つけました。

どのような研究かというと、本来夜行性であるはずのカブトムシが、自宅庭の木に集まるものに関しては日中も活動しているということを発表しました。

その特異性に目を付けた大学理学部の先生によって論文化してもらい今回の掲載にまで至ったそうです。

夏休みの自由研究と言えば私も小中学生の頃は毎年恒例行事のように行った思い出があります。 と言っても私の場合は、賞をもらうことが目的で、不埒なことにテーマの選択から研究の進め方まで多くを親に依存していたように思います。

それに比べてこの小学生は、とにかく幼いころからカブトムシの観察が好きで、時間があれば近所のクヌギの木に通っていたそうです。

ところがそのクヌギの木が切られて2年間ほどカブトムシがみられなくなっていたところ、たまたま自宅庭にあるシマトリネコにカブトムシを発見し、大喜びをして改めて観察するようになったところからこの研究に繋がったそうです。

これは、この小学生のカブトムシに対する興味や愛情と、自らの興味に対する探求心、集中力、忍耐力などを結集させた情熱のたまものではないかと思います。

 

さて、去る9月19日、20日と日本薬剤師会の学術大会がありました。 今回は完全Web

開催となって盛り上がりが欠けていたこともあるのですが、この小学生のような情熱のある発表に出くわさなかったのは大変残念です。

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