在宅ケア

在宅ケア

当薬局では高度な在宅医療に対応すべく全店舗にクリーンベンチを設置し、 輸液を必要とされる高齢者の方や経口摂取困難な希少疾病のお子様などに対しても幅広く対応しております。 また、オムツなどの各種介護用品も取り揃えており。患者様の生活用室の維持向上のお手伝いもさせて頂いております。
これからも南大阪エリアを中心に高度な在宅医療を支えながら、 みなさまに信頼していただけるような『地域に根ざした薬局』を目指して参りたいと考えています。



応需医療機関数と処方内容について

当薬局では月平均約10施設の医療機関から60~70名の患者さんの訪問薬剤管理指導・居宅療養管理指導を行っています。 また、栄養士も複数名在籍しており、介護や食事の相談なども行いながら患者さんサイドに立ったケアを心がけています。 今後、さらに進歩していく複雑かつ高度な医療に対応するためにも、緩和ケアや小児医療、神経難病などの在宅医療にも対応しています。



輸液ポンプのレンタル

経口での摂取が困難になられた方へ、輸液や麻薬などの鎮痛薬を持続的に注入するためにポンプを使用する場合があります。 ポンプを必要とする在宅では、ほとんどの場合、退院時カンファレンスに参加し、当薬局で貸し出すポンプを付けて退院してもらいます。 その過程を経ることにより、その後の訪問もスムーズに行うことが出来ます。 ただ、ポンプの存在自体を知らない在宅医や訪問看護の方もおられるのでこちらから提案をしたり、 レクチャーする場合もあります。ポンプ利用の必要性のある方が潜在的に数多く存在する中、 その分野を開拓していくのも地域に根ざした薬局を目指す当社の特徴のひとつです。




今後の展望・当薬局の業務展開について

地域医療の現場では、様々な職種がそれぞれ得意とする職能を発揮しながら各患者さんを支えています。医師、看護師をはじめ理学療法士、言語聴覚士、看護師など数多くのスタッフが存在します。もちろん薬剤師もその内の一人です。
ただ、残念ながら今のところは業務をこなしていく中で薬剤師の職能を十分に生かしたところまでは踏み込めていないというのが現状ではないでしょうか。


高齢患者の腎機能に応じた患者ごとの用量調節、HPN管理や褥瘡治療に用いる薬剤の処方提案、オピオイドスイッチングなど、薬剤師がもっと深く関わることで本来提供しうる医療のレベルが確実に向上するであろう症例は数え上げればきりがありません。


ただ、当薬局も含めて薬剤師が介入することで直ちにそれら全てが成功を収めるとは考えてはいません。「くすり」を包括的に扱うことができる薬剤師本来の機能を活かし、一つひとつの基礎を固めながら上記のような臨床業務を活かしていくことが出来れば、薬剤師の力によって飛躍的に地域医療レベルが向上するものと信じています。


当薬局では、薬剤師一人ひとりが自分で考え、自ら行動を起こしていけるように、まずは、職場環境を大切にしながらこのような様々な問題に積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

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