最近の学生実習に思う・・・

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最近の学生実習に思う・・・
2016/11/04

4年制の頃のカリキュラムは、実務実習などというものがありませんでしたから、4年生になったときに配属される各教室の研究が主な課題でした。今は配属される教室の研究とは別に‟実務実習”などという厄介なカリキュラムが取り入れられたために、2年延びたとはいえ、学生にとってはよりタイトなノルマをこなさないといけない状況が生まれてきてしまっています。しかも、多くの場合、実務薬剤師の教育を目的とする実務実習と各教室の研究内容とはほとんど関連性がないものとなってしまっていることから、学生にすれば、現実的には‟薬剤師”というものの像が描きにくい姿になってしまっています。それはある意味、‟職域の幅広さ”を示すものと考えれば、他の医療職より優れている点かもしれないのですが、致命的な欠点は、それを‟職能”としてまとめる発想を大学では教えてくれない事であるといえます!こんな状況で、学生は‟薬剤師”に夢や理想を求めることができるのでしょうか???

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