大学時代の楽しい思い出・・・

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大学時代の楽しい思い出・・・
2015/08/21

私の場合は大学時代の大半の時間を「クラブ」に費やしていました。所属クラブは剣道部でしたので、体育館の2階にある道場が私の活動拠点でした。生活パターンも交友関係も全てそこがベースでした。もちろん練習も一生懸命にしましたし、それなりの成績を収めキャプテンも務めました。けれども、今思い起こしてみて実際に「剣道」そのものが好きであったかどうかはわかりません。どちらかと言えば、私はこのクラブ活動を通じてつくられた人間関係が好きだったのではないか?と思うのです。

幸いにも、我々が執行部の時に伝統ある薬学生の関西大会の主管を務める機会に恵まれました。そのために理事長に寄付を戴きに行ったり、先輩との交流、他大学との交流など勢力的に様々な行事をこなし、これまでに見られなかったような盛大な大会となり大成功を収めることが出来ました。またそれ以外にも、私が高校時代に交流戦などで知り合った様々な仲間を積極的に自らの大学の練習に招いて練習をしました。中には、将来剣道を本業とする体育学部、武道学部といった明らかにレベルが違う連中も何人かつれてきて、練習の後の宴会までつきあわせました。 (・・・先輩方には大変申し訳ないのですが、)これまで、剣道の世界では部員の数や練習時間、そして“打ち込み熱(?)”などから「○○薬科大学」というだけで、どうしても・・・”覇気のない弱小クラブ”というイメージがつきまとい、実際に試合でも1、2回戦で姿を消してしまうケースが多かった事実に対するくやしさ、そしてそれにも増して気に入らなかったのは、そのことを当たり前のように受け入れてしまう、薬学部剣道部員のキャパシティーの小ささが反吐が出るほどキライだったのです。

そんな”キャパシティー”、”世界の違い”、にとらわれないで付き合うことの”愉快さ”を経験してきたことが、ひょっとして、今「大学教授と肩を並べて講演会講師の席に着くこと」、「医師の中に混じって地域医療についてディスカッションの輪に加わること」、「多職種との交流の先導をきること」をなんの抵抗もなしに、行わせてくれるのかと考えています。

 

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