報道ステーションでの“古賀茂明コメンテータ問題”を巡ってあらためて「メディア」を考える・・・

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報道ステーションでの“古賀茂明コメンテータ問題”を巡ってあらためて「メディア」を考える・・・
2015/04/17

様々な事件・ニュースに対して何の予備知識もない一般視聴者にとっては、映像で話される人のコメントは専門家であろうと、全くの素人であろうとあまり大差がなく受け止めてしまう傾向にあります。そのことは大きな危険性をはらんであるように思います・・・。もう少し詳しく述べます。

今回問題となった番組の「報道ステーション」に限らず、報道番組、情報提供番組にはそれぞれのニュースに対して、様々な消費者目線の声を挙げるのが目的なのでしょう、いろんなコメンテーターが自らの感想をいわば“無責任に”話します。例えばそれがお笑い芸能人であれば一般視聴者からはそれなりに素人目線の発言として受け止めることはできます。けれどもなまじっか“〇〇大学教授”とかいう肩書の人、いわゆる文化人、知識人と言われるような人がコメントをしているとどうもそれがあたかもその世界の専門家の発言であるかのような受け止め方をされてしまいます。そこに大きな危険性が潜んでいるのではないでしょうか!

そのことを「メディア」の世界にいる人は、十分に把握し、自らの影響力というものを十分に理解した上で番組制作を行ってほしい、と思うのです。そのハードルが「表現の自由」という形で下げられてしまっている印象を私は持っています。

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