4月13日(金)から4月19日まで読売新聞の「医療ルネサンス」に連載されていた記事で“庄内プロジェクト”なるものが紹介されていました。
要は、地域医療連携によって在宅緩和ケアを支えましょう。というのが本来の目的のようです。このような動きは、この庄内地域ばかりではなく様々な地域で
それぞれ活動しています。もちろん我々の地域でも動いています。当岸和田地域ではこの4月末からも、行政が主体となって新たな形で動き出すようです。
この“庄内プロジェクト”は国からの補助金を受けてモデル事業の一環として開催されていることからいろいろな人も関わっているようです。そんな中で
ちょっと目をひいたのは、たまたま以前に私がその活動に興味を持ってアプローチしたら、なんとワザワザ慶応大学から駆けつけてくれた「秋山美紀」という先生が、
このプロジェクトに深くかかわっておられることが掲載されていました。この先生の活動も面白いのですが、ちょっと横道にそれてしまうので、
今回はこの“庄内プロジェクト”に絞ってブログを書かせていただきます。
“庄内プロジェクト”のHPを調べてみますと、平成21年くらいから活動が始まっていて、昨年度(平成24年度)は、医療スタッフや介護スタッフの会や一般市民を
対象にした会、など大体週に1~2度の活動が報告されています。大変活発な活動になっています。活動頻度や参加人数だけで組織を評価すべきではないかもしれない
のですが、この組織は地域住民に深く浸透していることは間違いないでしょう。秋山先生も強く訴えておられるように、このような活動はたとえばこの庄内地域での
活動をモデルとしてマニュアル化することはできません。新たに活動を始める地域があれば、いろんなところで参考にする点があるでしょうが、
決して単純にまねることはできません。その地域にはその地域の特徴を生かした活動にしなければ決して成功しません。
ですから、このような活動は決まって根っからの“地元の人”が大きな役割を果たします!
そんな意味では、“薬局”は大きな戦力母体となりえます!