小学生時代の音楽の先生の言葉
2022/03/10
最近私は、“YouTube” をよく見るようになりました。
どちらかと言えば、スマホやPCは苦手な方ですし特に気に入ったユーチューバーがいるわけではないのですが、“情報”の収集というのは、これまでのテレビやラジオなど受け身一辺倒では正しいものが得られない、ということに遅ればせながら気が付いてきたためでしょうか?
そんな中で、近頃よく見るようになったのがプロのミュージシャンによるストリートピアノの演奏です。
ホテルのロビーや駅のコンコースなどの公共の場所に無造作に置かれたピアノに向かって思いつくまま演奏をするのです。
場合によってはおそらく初対面であろう、こちらもプロらしきバイオリニストやチェリストなんかが声をかけてきて即興で共演することもあります。
その表情は本当に楽しそうで、その様子を見ているだけでも引き込まれてしまいます。
こんな様子を見てふと私が小学校の時の音楽の先生の言葉を思い出しました。
「『音楽』というのは、決して『音学』ではないです!音を学ぼうとするのではなく、楽しまないといけないのです!この日本語の意味をしっかりと受け止めてくださいね!」と教えられました。
その時は、あまりピンときませんでしたが、今になってその先生の教えがなんとなくわかったような気がします。
よく考えてみれば、このような考えは我々薬剤師の日常業務においても重要なことではないでしょうか?薬剤師の基本をしっかりと勉強することは大切ではあるのですが、無味乾燥な知識を詰め込むばかりではなく、“業務を楽しむ”という視点は非常に重要なことではないでしょうか?