患者さんとの喧嘩!

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患者さんとの喧嘩!
2015/12/14

「お薬手帳」のシールは、まだまだ“かかりつけ薬局”が普及していないで複数の薬局を利用する人が多い現状では、我々薬局薬剤師にとっては患者情報を得るための大変重要な武器になります。しかしながら当薬局の場合、忘れる人は半分ほどいます。この持参率の低さは、多少の薬局間格差はあるもののいずれの薬局でも悩みの1つになっていると思います。以前は当方でも手帳を忘れた人にも「次回までに貼ってきてください」といってシールだけ渡していました。後にこの行為は“チェックをしたことにならない”という理由でお薬手帳の管理料が算定できなくなりました。これは至極当然のことだと思います。

私がはらだたしく感じるのは、その算定が出来なくなったことではありません。ごく一部の人ではあるのですが、手帳を忘れた人が、「手帳を忘れたのでシールだけ出してくれ!」と言ってくる人がいます。理由を聞くと、なんと“ヌケヌケと”「お医者さんにみせるため」だというのです!その人の本心は、お薬のチェックは医師にしてもらうもので、薬剤師にはただ薬をもらうだけのことしか期待していないのでしょう。・・・そういう人には私ははっきりとこういいます!

「このシールは、お医者さんに見せるために我々がサービスで出しているのではありません!我々がチェックをするためにだしているので、持ってきてくれないとチェックが出来ませんのでシールをお渡しできないのは当然です!どうぞご理解ください!」

それで怒り出す患者さんは結構います。「医者に見せるように言われてるんやー、頼んだのにクレへんかったと医者に言うぞー」とか「シールぐらい安いもんやないか!ごちゃごちゃ言わんと暮れてもエーやないか!」とか、結構言いたい放題言われることがあります。けれどもこのことは決して譲るつもりはありません!それでその患者さんが当方を利用しなくなってもそれはそれで仕方がないと思っています。それよりも、そのバカな患者の言いなりになって、シールだけ渡しているドアホな薬局が存在することは大変嘆かわしいことと考えています!シールを渡して算定しているところもしていないところもありますが、算定云々は関係ありません。むしろまだ、それで算定している薬局の方が自らが“確信犯”と自覚しているだけ救いかもしれませんねぇ~!

このような現状を目の当たりにすると、まだまだ薬剤師の社会的な存在感はうすいということが感じられます・・・。

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