日薬の“かかりつけ薬局を持ちましょう!”運動はどうもおかしくないですか・・・?

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日薬の“かかりつけ薬局を持ちましょう!”運動はどうもおかしくないですか・・・?
2015/10/14

先日、日薬から「かかりつけ薬局」をPRするポスターと患者さん向けのパンフレットが50部ほどと送られてきました。パンフレットには詳細に「かかりつけ薬局」の説明が書かれています。けれども先にも述べたとおり、9割ほどの薬局は実質的には特定の医療機関からの処方箋を期待するマンツーマン分業によって成り立っている現在の状況下において、どれほどの薬局がこのパンフレットを利用しようとするでしょうか?・・・いやそのことより、最も危惧すべき状況は、まだまだ十分に「かかりつけ薬局」というものの判断基準が曖昧な現状の中で、客観的に見て明らかにその資質を備えていない薬局であるにもかかわらず自らを「かかりつけ薬局」と主張して譲らない薬局があれば「かかりつけ薬局」が間違った意味で普及してしまい、結局は「薬局」そのものの存在価値が損なわれてしまう可能性も十分に考えられます。

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