「かんくう在宅療養の会」に参加してきました。【辻本正三郎】

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「かんくう在宅療養の会」に参加してきました。【辻本正三郎】
2013/03/29

 

今年2月に開局しました「ほくと薬局」の在宅活動の拠点を模索していた際に、たまたま卸の人に教えてもらったのが、この「かんくう在宅療養の会」でした。

活動としては、定期的な勉強会と情報交換会があるようですが、今回は勉強会が開かれましたので参加いたしました。テーマは「消毒薬の使い方」で、 講師の方も某試薬メーカーの方でした。言葉はよくないかもしれませんが、実に“地味な”会で、参加者も10名ちょっとと少ないものでした。

しかし、考えてみれば「在宅ケア」の勉強会は、とにかく参加者数を多くすることに一生懸命になって有名な講師を呼んできたりしてアドバルーンを上げるのではなく、
このような実務に即したテーマを基本として、「いかにそれぞれのスキルを伸ばせる講習会にできるか?」ということを中心に考えると、
このような“地味な”講習会になるのだと思います。そして結局はそれが最も有効な講習会なのだと思います。

 

今回の講習会を見て、その中心となって活動しておられる「辻本正三郎先生」の人柄がうかがえました。

医師会副会長「中川氏」VS健保連理事「幸野氏」の‟処方権と調剤権の格差”を巡る大論争に思う・・・

これは、経緯を調べてみたら、先日10月10日に開かれました、日薬学術大会で中医協委員で健保連理事の幸野庄司氏の講演の中で、「医師の処方権と薬剤師の調剤権には格差がある。次回改定の重要課題にする。」といった発言に対して、中川氏が‟暴言だ!”とかみついてきたところから紛糾し始めたということです!

「なかなか面白いことになってきたなぁ~」と思って読み進めると、日薬の常務理事である阿部好弘なる人物が「薬剤師に求められる役割・義務を果たすことが重要だと思っている」などと、全く頓珍漢なコメントを寄せて一気に興味をそがれてしまいました・・・。おまけに、このコメントに対して、中川氏から賛同の言葉があったようです・・・。

ようやくというか、折角薬剤師の長年の悲願である、臨床における薬剤師の権利を主張できる機会を幸野氏によって与えてもらった、というのにワザワザ自らの権限を敵陣に差し上げるような行為をしてしまったのです!‟開いた口が塞がらん”とはこのことです!

去る10月31日に「第12回HIP研究会関西支部会が開催されました。

今回の例会のテーマは「悪液質」。このテーマは、漸くガイドラインがまとまったところで、在宅医療の世界でも十分にその対応が均質化されていない、いわば“マニアックなテーマであったこともあって、なかなか焦点が絞り切れないもどかしさを感じました。

 

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